近代日本の女性参政権と政党政治――初期議会から「憲政常道」まで(2025年12月25日刊行予定)

山中仁吉 著
ISBN:978-4-910590-32-5、A5判上製、336頁、本体価格:4,800円


なぜ戦前日本で女性参政権は実現しなかったのか
女性参政権運動の成立、展開、失敗を一貫した視点から丹念に考察


【著者】山中 仁吉(やまなか・じんきち)
釧路公立大学経済学部講師。1994年、北海道小樽市生まれ
2024年、北海道大学大学院法学研究科法学政治学専攻博士後期課程修了。博士(法学)
専門:政治学・日本政治史
 


【目次】
序 章 女性参政権をめぐる近代日本の利益団体政治
 第一節 女性参政権という利益
 第二節 研究史の整理
 第三節 分析視角
 第四節 史料と構成
 
第Ⅰ部 利益の組織化
第一章 帝国議会開設期における女性参政権問題の不在
 はじめに
 第一節 矯風会の活動の正当化と制約
 第二節 活動の進展と変容
 おわりに
 
第二章 ジェンダー化された明治憲法体制における女性参政権問題の萌芽
 はじめに
 第一節 制度の現出
 第二節 制度の定着
 おわりに
 
第三章 第一次大戦後における女性参政権運動の組織化
 はじめに
 第一節 女性参政権問題の発見
 第二節 組織構想の具体化
 第三節 新婦人協会の結成
 おわりに
 
第Ⅱ部 政治過程への投入
第四章 政友会一党優位下における治安警察法改正運動の展開
 はじめに
 第一節 運動戦略の模索――第四二議会
 第二節 対議会運動方針の確立――第四三議会
 第三節 貴衆両院関係の桎梏――第四四・四五議会
 おわりに
 
第五章 中間内閣期における女性参政権運動の再編
 はじめに
 第一節 前期新婦人協会の停滞
 第二節 後期新婦人協会の模索
 第三節 組織再編の三段階
 おわりに
 
第六章 政党内閣期における女性参政権問題の政治過程
 はじめに
 第一節 憲政会中心内閣と各派少壮議員
 第二節 田中義一内閣と政友会
 第三節 浜口雄幸内閣と民政党
 おわりに
 
終 章 日本政治史から見た女性参政権運動
 第一節 なぜ戦前日本で女性参政権は実現しなかったのか
 第二節 近現代日本における女性と政治
 
参考文献一覧
あとがき
事項索引
人名索引